京都建築構造技術研究所一級建築士事務所



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  2.代表者のご挨拶

 京都建築構造技術研究所一級建築士事務所のホ−ムペ−ジ

に、お出で頂き、ありがとう ございます。

もくじ
1.代表者のごあいさつ
2.代表者の略歴
3.写真集 今まで見た構造的に素晴らしい建築物など
4.代表者の趣味

 

  1.代表者のごあいさつ 

  高校で建築の道に進み、50年余りこの道を歩いて参りました。

  この間大過なく参りましたのは、職場の皆様、お客様、地域の皆様のお陰と感

 謝しております。今後は今まで蓄えてきた建築技術を社会に還元するため、今後

 も新しい技術を学び、体の続く限り業務を続けて参りたいと思っておりますので、

 よろしくお願い致します。

  ただ、他の一級建築士さんより若干構造に興味があったため、阪神大震災、東日

 本大震災、熊本地震には、非常に強い衝撃を受けました。特に神戸は被災地を自

 分の足で歩きました。そして、熊本は学生時代まで良く行った思い出のある場所で

 ありますので。

  しかも、熊本では数年前に建築確認申請と検査を受け、建築基準法令に適合した

 建築物が倒壊してしまったことは衝撃でした。当時確認検査機関で構造審査をおこ

 なっていた私は、自分のあつかっている建築基準法令が、今の地震の状況に果た

 して十分対応しきれているのだろうかと疑問を持つ状況になっています。

  最近、探していた熊本地震被害の調査結果資料を見る機会があり、それによると

 今の法規制ではこれに十分対応出来ないのでは無いか、地震は建築物が存在する

 期間に1度しか来ないのでは無い。また、強度型耐震技術の部分で破壊が起こり、

 これが原因で建築物が崩壊した事実を見ると、強度型耐震技術だけでは今の地震

 に十分対応しきれないのでは無いか。強度型に免震性も加えて考えなければなら

 ないのでは無いか。と考えるこの頃です。これについては、同じような考えを持

 つ人が廻りに沢山居られ、心強く思っています。

  最近、大きな吹き抜け空間を採るもの、超大なスパンを採るもの、耐震壁が偏り

 構造計算書をおこなうと偏心率がNGとなるものなどの建築物が多く表れ、既存の

 木造在来工法では考えられない、鉄骨構造が適するような木造建築物が出現して

 います。

  そういう建築物を設計することが、設計士さんの腕の見せ所なのでしょうが。

  最近、耐震診断、耐震改修工事の設計、既存住宅状況調査などを多くおこなって

 おりますが、そのほとんどが次に地震が発生した場合、大きな被害が発生するので

 は無いかと懸念されます。

  外壁、基礎に大きな損傷が発生し、床が傾いているなど、修復が非常に難しい状

 況です。

  調査を依頼されるお施主様はほとんどが私と同じ年代の方で、年金生活で補修に

 多額の費用を出すのは困難であろうと想像すると心が痛みます。

  しかし、それはどれも適法に建設されており、決して違法に建設されたものではあ

 りません。

  これの原因を考えると、軟弱地盤の上に建設された。あるいは耐力壁の配置が左

 右アンバランスに配置されていることなどです。建設時に、もう少し建築物の安全

 性、耐久性に十分配慮できなかったのだろうか?

  確かに地盤改良は若干工事費が増加するが、建物が傾くことを思えば若干の増

 加は我慢出来たのでは無いか?耐震壁の配置など、それほど工事費が増加するも

 のでも無く、建設時に考慮すれば可能であったであろうし、残念なことです。

  今でも、新築物件で設計の依頼あるいは相談を受けることがありますが、構造的

 に木造の原理を大きく外れた安全性、耐久性に疑問がある建物が多くあります。

  住宅は、お客様にとって一生に一度の高い買いものです。それだけに、夢が大きく

 膨らみ、若干無理なことをされるようです。

  もし、地震が発生したら、自宅が崩壊しお客様ご自身がその下敷きになってしまう

 か、あるいは命は助かったが、住宅が崩壊し今後の生活の再建の目処が立たない

 などの問題が発生するのでは無いかと心配しております。

  そういう構造の問題を直接お施主様に説明出来れば良いのですが、私ども構造

 設計者にはなかなかそういう機会がありません。

  お客様ご自身がそういう問題を理解して頂くことを期待して、このホ−ムペ−ジを

 書いております。

  構造設計者として、お客様のご希望と構造の安全性とを両立させる設計をおこ

 なっていければ良いと思っております。


 

  2.代表者の略歴 

1.代表者氏名:疋 田  覺 (ひきだ さとる)
          開設者の資格 : 一級建築士      : 第111323号
                      建築基準適合判定資格 : 第7000号(建築主事資格)
                       構造設計一級建築士   : 第8335号

2.誕   生:昭和24年 福岡県遠賀郡折尾町(現北九州市八幡西区)で誕生
                七色の煤煙の立ち上る八幡製鉄所のある北九州工業地帯とボタ山の立ち
                並ぶ筑豊炭田を結ぶ堀川(かわひら船)とJR筑豊本線(炭車)が走る
                ”石炭の道”沿いで生まれました。
                (福岡県遠賀郡折尾町)リンク                           http://geoshape.ex.nii.ac.jp/city/resource/40B0030009.html
                (折尾地区の歴史)リンク http://nittan1971.web.fc2.com/orio-rekishi.html

3.高   校:昭和39年 福岡県立戸畑工業高校建築学科入学
                主任教諭が構造の専門の厳しい熱血先生で、お陰様で単純梁、トラスなど
               を完璧に身につけることが出来ました。そのため大学ではラ−メン構造に専
               念し知識を習得することができました。構造設計技術者としての私の原点が
               ここにあります。これはひとえに吉田先生のお陰です。
               (戸畑工業高校)リンク http://tobata-tech.fku.ed.jp/SubPage.aspx?id=34

4.大   学:昭和44年 福岡大学工学部建築学科入学
                構造は材料力学を、航空工学の先生に教わった。飛行機でも建築でも構造
               の原理は同じである。ただ、教科書が幕末の頃アメリカで書かれた本で、日
               本語で書かれていないので読むのに非常に苦労した。しかし、構造設計一級
               建築士取得の勉強時、日本の大学の先生の論文が英語で書かれていること
               から、原書を読み解く力の必要を理解しました。
              (福岡大学)リンク http://www.fukuoka-u.ac.jp/aboutus/

5.就   職:昭和44年 京都府庁入庁
                建築指導課、住宅課、営繕課、教育庁、亀岡、宮津、乙訓、福知山、園部な
               どの土木事務所で建築主事などの建築指導業務や設計、積算業務をおこな
 う。
                昭和56年に新耐震設計が出来、独学で勉強し一応理解したが生煮え感が
              残りました。
                平成7年、阪神大震災の現場を歩き、新耐震設計の正しさ、偏心率と剛性
               率の重用性を体で感じました。
                退職前、40年来の知古の構造設計事務所の所長に、京都府の建築主事
               の中で構造に最もうるさかったねとの言葉をいただきました。
              (京都府庁)リンク http://www.pref.kyoto.jp/

6.再 就 職 :平成22年 知事指定確認検査機関 都市づくり建築技術研究所に入所。
               南部事務所、本部事務所で専ら構造計算書付き建築確認申請の審査をおこ
             ないました。
             (都市づくり建築技術研究所)リンク http://www.machiken.net/

7.資 格 取 得 :平成23年 構造設計一級建築士の資格取得。
              資格取得の勉強を通じ、保有水平耐力計算を実際に自分で行うことにより、
             現役時代の生煮え感が払拭され、腹の中にストンと落ちて収まったような満足
             感を味わいました。これが、何ものにも代え難い成果でありました。
              しかし、保有水平耐力計算は、やはり難しいものだと実感しました。前年の考
             査の模範回答で橋本先生の回答と佐藤先生の回答が異なるのです。ただ、ど
             ちらかが正しく、どちらかが誤っているのでは無く、どちらも正解なのです。
             これは、保有水平耐力を何処で取るかの考え方の相異なのです。まわりの構造
             設計者もやはりここが悩ましいようです。
             (構造設計一級建築士とは)リンク http://sakura-kozo.jp/kozoikkyu.html

8.開     設:平成30年5月、京都府南丹市園部町で構造設計事務所を開設。

4.次に、建築構造に関して今まで私の感動した経験を以下のとおり記述させて頂きたいと思います。

5.工業高校建築学科在学中の修学旅行中、国立代々木競技場の白鷺が羽根を広げたような第1体育
 館、巻き貝が天に向かって立っているような第2体育館の姿を見て、息が止まるようが感動を覚えまし
 た。これは、緻密な構造の技術がなければ、実現出来ないことです。
     (国立代々木競技場)リンク http://www.jpnsport.go.jp/yoyogi/

6.スペインのバルセロナの聖家族教会の映像を見た時、日本の建築物とは全く異なるその美しさにとて
 も人間の作ったものではなく、神が作られたもののように思いました。でも設計者のアントニオ・ガウディ
 氏は、コンピュ−タは使わなかったが、網を使い応力の流れを解析したそうです。単なる意匠の素晴ら
 しさだけでなく、構造の合理性も追求されたようです。この構造の合理性があって始めて、神の世界が
 現実の世界に出現したものと思います。
     (聖家族教会)リンク http://tabippo.net/sagrada_familia/

7.約2000年前出雲の国で、高さ90mの木造の超高層の建築物の存在を証明する、遺跡が発見され
 ました。それは、日本建国の時代(千数百年前)に大和王権との戦いに敗れた、出雲王権の大王 大国
 主命の魂を鎮めるために建設されたようです。それは、高さ90mの木造の超高層の建築物です。この
 荷重を支えるために、直径1mもある丸木を鉄の輪で縛った、ハイブリッド構造だったようです。この技術
 が以後の法隆寺、東大寺などの大伽藍に引き継がれるのですが、日本建国の時代(千数百年前)にこ
 の国にそれだけの技術があったことに、皆非常に驚きました。その時代は、野山で野生の動物を追い
 かけ、せいぜいドングリを煮てて食べていたと学校で教えられましたが、これは事実では無いようです。
  この国には当時から素晴らしい技術の文化があったのでは無いでしょうか?
     (出雲大社超高層)リンク http://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00198/

8.昨年、新神戸駅近くの竹中大工道具館を見せて頂いた。この国には、素晴らしい木の技術の文化がありました。      (竹中大工道具館)リンク http://www.dougukan.jp/information/

9.昨年、大阪の中心部の防火地域に建つ木造耐火建築物「大阪木材会館」を見せて頂いた。私どもの
 想像を超えた建築物が現実に建設されており、技術の進歩の早さには驚かされました。
     (大阪木材会館)リンク https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%9C%A8%E6%9D%90%E4%BC%9A%E9%A4%A8

 

  7.写真集   今まで見た構造的に素晴らしい建築物など

構造計算ソフトが描く建築物の構造の姿  (構造計算ソフトが描く建築物の構造の姿)  トップページ
もくじ
3.写真集
 31.国立競技場
 32.サグラダ・ファミリア
 33.出雲大社超高層建築物
 34.竹中大工道具館
 35.大阪木材市場
 

  31.国立競技場 

国立競技場第一体育館
 (国立競技場第一体育館)
(国立代々木競技場)リンク http://www.jpnsport.go.jp/yoyogi/

国立競技場第二体育館
 (国立競技場第二体育館)
(国立代々木競技場)リンク http://www.jpnsport.go.jp/yoyogi/

 

  32.サグラダ・ファミリア 

サグラダ・ファミリ
(聖家族教会)リンク http://tabippo.net/sagrada_familia/

 

  33.出雲大社超高層建築物 

出雲大社超高層建築物
 (出雲大社超高層)リンク http://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00198/

出雲大社超高層建築物
(出雲大社超高層)リンク http://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00198/

 

  34.竹中大工道具館 

竹中大工道具館
      (竹中大工道具館)リンク http://www.dougukan.jp/information/


竹中大工道具館
     (竹中大工道具館)リンク http://www.dougukan.jp/information/
 

  35.大阪木材市場 

大阪木材市場
(大阪木材会館)リンク https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%9C%A8%E6%9D%90%E4%BC%9A%E9%A4%A8
 
大阪木材市場
(大阪木材会館)リンク https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%9C%A8%E6%9D%90%E4%BC%9A%E9%A4%A8
 

  4.代表者の趣味

 皆様、私は川下に向かっているでしょうか?川上に向かっているでしょうか?
 正解は、川上に向かっています。
 しかも、私はパドルを漕いではいません。
 でも、カヌ−は激しい流れの中で、静止しています。不思議な浮遊体験です。
 何故でしょう?その原理は、私の書いた構造計算の本の中に書いています。
 出石川を下っています。
 由良川を下っています。
 テニスもやっています。
 熊野古道も歩いています。

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